【自由への一歩】保険について
保険について記載します。
前回の記事では、人生の3大支出のほかの費用についても検討する必要があるということで、固定費と変動費があることについて記載しました。
前回のおさらい
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人生の3大支出の他に注意する費用
・「固定費」
・「変動費(食費)」
「住居費」と「教育費」は、その他の費用に影響する。
「固定費」は「保険(任意保険)」や「携帯代」などのこと。月々の費用が固定されている。
「変動費」は、「食費」や「光熱費」などのこと。月々の費用が固定されていない。
変動費は生活習慣などを変える必要があり、費用をおさえるのは難しい。
しかし、食費は、家賃の次に、月々の費用の割合を占める。
食費をおさえるには
・外食しない
・お弁当を買わない
・コンビニを利用しない
・自動販売機を利用しない
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今回は、固定費の一つである、保険について記載します。
保険とは?
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保険には、任意でない保険と任意保険がある。
任意でない保険 = 公的保険
任意保険 = 民間の保険会社の保険
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保険とは、大きく2種類あるということをおさえる必要があります。
公的保険とは?
任意でないため、日本に住んでいると、公的保険に入ることとなります。税金を納めることにより、保険を受けることができます。
具体的に、どのような場合に保険が受けられるのかを記載します。
医者にかかったときに、3割負担になる方が多いと思います。それは、公的保険のおかげです。
年金も公的保険の一つです。働けなくなったときの生活費の一部を保障するものです。
また、働き手の1人が亡くなってしまったときは、遺族年金というものもあります。
その他、高額な医療費(手術など)の際に、個人が負担しないといけない上限額を定めている、「高額療養費制度」も公的保険の一つです。
上記の4つの保険があり、保障を受けられるということを覚えておきましょう。
任意保険とは?
任意保険とは、先ほど紹介した保険では、保障が足りない感じる人が備えるべきものです。
民間会社が運営する保険が多いです。
この世の中には、色々な保険があります。
そして、テレビやSNSでとても多く宣伝されています。
宣伝されているので、入らないといけないのでは?という感覚になりがちですが、必要最低限の保険に加入することが大切だと考えます。
どのような任意保険が必要か?
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人によります。
私の場合は下記の任意保険が必要と考えます。
1.自分が不慮の事故や突然の病で亡くなった場合などの残された家族への保障のため
→ 掛け捨ての生命保険
2.自動車を運転していて事故したときの、相手や同乗者への賠償金の支払いのため
→ 自動車保険の対人・対物 無制限 掛け捨て
(自転車に乗る方は自転車の対人・対物 無制限 掛け捨てもあわせて入った方が良いかもしれません。)
3.マンション(自分の家の部屋)が原因で火事になったときの、隣人や大家さんへの賠償金の支払いのため
→賃貸マンション用の火災保険 掛け捨て
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まず、大前提で民間会社の保険に入るときは、掛け捨てが良いです。
そして、終身保険は選ばない方が良いです。
なぜなら、保障額は定期的に見直すべきだからです。
たとえば、生命保険であれば、子どもの成長とともに保障額も下げるべきだと考えています。
以前の私は、逆の発想で「掛け捨て」なんて、もったいなくてダメだと考えていました。
しかし、今は異なる考えとなりました。
「掛け捨て」の反対は「貯蓄型」や「終身」等となります。
私自身を例にしますと、独身時代に死亡時の保障額が1,000万円の保険の契約をしていました。
その保険は、60歳で払い込みが完了し、60歳以上の死亡時は、200万円ほどの保障がおりるというものです。
つまり、整理しますと下記のとおりです。
60歳までの死亡時の保障 1,000万円
60歳以上での死亡時の保障 200万円
月々の支払い 約5,000円(60歳まで)
という内容の保険でした。
当時の私自身の考えとしては、もしものときは、1,000万円の保障(1,000万円はてきとうに決めていました。)で、
平均寿命(60歳以上)で亡くなるとして、200万円、御葬式費用になるかなと考えていました。
つまり、死亡時の保障と御葬式費用の貯蓄の両方を、この保険で準備していました。
それが、非合理的であることに気がついたのです。
この保険は、保険と貯蓄の両方を手に入れようとしています。
しかし、世の中には、貯蓄であれば、貯金には銀行、投資には証券会社というサービスがあります。
それぞれの目的に応じて、保険なら保険会社、貯金なら銀行、投資なら証券会社を選択することこそが、今の社会では必須です。
なぜなら、手数料が安いからです。
保険と貯蓄(貯金または投資)などの、保険+○○というセット商品は、隠れた手数料がかかっているのです。
したがって、保険と貯蓄の両方セットになっている商品は、手数料という見えないコストがかかっているため、管理は任せられる反面、管理コストが余分にかかっており、非合理的ということです。
「掛け捨て」は一見、お金を払っていて、返ってこないから損だというように思えて、実は合理的なサービスなのです。
例を示すと下記のとおりです。
私が今、加入している生命保険は、死亡時の保障が2,000万円で月々の支払いが約1,600円くらいです。
ちなみに、保障額が1,000万円だとすると、月々の支払いは約900円でした。
これを先ほど、私が独身時代に入っていた保険と比較してみます。
1,000万円の保障をするのに、約900円かかるとします。
つまり、約5,000円のうち、4,100円は貯蓄(貯金や投資)に回せることになります。
23歳に加入して60歳で払い終えるプランだったので、支払い期間は、60 - 23 = 37年
37 × 12 = 444 ヶ月
444 × 4,100円 = 180万円
だから、貯金だけするよりも良い商品だよ!という、ことで販売されている訳です。
貯金の場合は、180万円
保険の場合は、死亡時に200万円でした。
保険の方が、20万円有利になります。
しかし、4,100円を444ヶ月もの間、積立投資をしていくと、金額はとても大きくなることが予想されます。
投資にはリスクはありますが、長期投資であれば、年利3〜6%ぐらいはあると言われています。
年利3%で計算して、37年間積立投資すると、330万円ほどになります。
保険の場合は、220万円
投資すると、リスクはあるものの、330万円となります。
自分で投資をする方が有利だと、私自身は考えます。
したがって、貯蓄型(終身保険)の保険に入るのではなく、自分で証券会社とやりとりし、投資を行うことが合理的だと考えます。
以上より、私自身は、保険は「掛け捨て」を選んだ方が合理的だと考え戦略を立てています。
ご参考になれば幸いです。
今回はここまでです。
ありがとうございました。
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